今ごろ、何をもめているの?

軽井沢町の庁舎改築問題で、説明会とパブコメについて「今頃、何をもめているの?」という疑問の声があったのでFacebookに説明を入れましたが、広く知ってもらうため軽井沢NOWのサイトでも紹介します。

目次

わかってきたことあるから、疑問点が出ている

3月13・14日、庁舎周辺事業基本設計案について住民説明会が行われ、パブリックコメントにも多くの意見が出ました。

なぜ、今頃になってもめているのか、と疑問を持つ人も多いことでしょう。推進委員会のあり方や、建設費高騰が浮かび上がったことなど、今になってわかってきたことがあるからこそ、もめているのだということがこの説明会やパブコメから見えてきます。意見をざっとまとめると、問題点は以下のようになります。

1. 住民との合意形成の問題

2.庁舎、交流センターの一体化の問題

3.建築費の高騰と将来的な問題

1.【住民との合意形成】

●町担当の説明…公募委員を含む24名の推進委員会を立ち上げた。パブリックコメントや区の住民説明会など。別荘民を入れた1000人の無差別抽出の意見交換会など行ってきた。

●参加者、パブコメの意見…推進委員会は委員24名のうち役場関係やアテ職が多く意見をほとんど言わない。公募委員が意見を言っても論点が整理されないまま次へ進み結果として「議論したように見えるだけ」になっている。傍聴してみてこの不自然さがわかった(第4回目の議事録などからもわかる)

無差別抽出意見交換会は1000人などと書いてあるが、参加したのは46人(別荘民は13人のみ)各地区説明会では参加者1名~10名と少なく意見と言うより説明に時間がとられた。おしゃべり会やワークショップでは建設費のことは一切話されずに要望のみを言っているだけ。別荘民は冬の説明会では来られない。選ばれた人だけでなく一般住民や別荘民を入れた熟場が必要。いつも一方通行なのは良くない。

2.【庁舎と交流センターの一体化の問題】

●町担当の説明…建て替えの時期の影響が少ないこと、計画の自由度が高いことを最大の理由として一体化案に決めた。公民館を改築するのは元々あった計画である

●参加者、パブコメの意見…まだ60年は使えるという中央公民館を壊すのはCO2や瓦礫の問題がある。リノベーションして使うことで交流センターとしても使え、経費も節減できる。(パブコメの回答に「公民館を改築するのは元々あった計画である」と書いてある。しかし、長年軽井沢にいるが老人福祉センターを壊すことは聞いたことがあっても、中央公民館を壊すことなど聞いたことはない)。庁舎の改築の話だったのに今は交流センターが改築の話の中心になっていることに疑問を感じる。

中庭がありガラス張りなのは寒冷地として設計上、問題がある。寒冷地であることを忘れた設計だ。(一体化でなければなかった設計)

3.【建築費の高騰と将来的な問題】

●町担当の説明…事業総額は129.9憶円。財政は将来まで健全。将来にわたって利用するのだから将来世代にも負担してもらう。町税の多くを占める固定資産税は今後も減ることはない。魅力ある軽井沢を作っていく。

●参加者の意見…(建築費高騰が全国的に問題になり、見直しや中止する自治体が出てくる中、軽井沢は一切見直しをしない上、住民との対話の場を持たなかった。こうしたことから11月に入って見直し検討をする必要があるという意見が多くなった。推進委員からも疑問や問題点が出てきた)

●ここからは私(広川)の意見

中東情勢の悪化でさらに石油高騰。これから資材建設費がどれくらい高騰するかわからない。軽井沢町は軽井沢中学校舎も発地市庭も、平気で追加予算を入れて当初より建築費が上がることを容認してきた。役場も議会もそうした姿勢を改めないととんでもないことになる。建物面積を削って経費を減らすことでは無理がある。一番いいのはやはり中央公民館のリノベだろうと思う。それくらい思い切ったやり方でないと経費は減らせない段階に来ている。

今からでも、町は強引に進めることなく、第三者を入れた熟議の場を設けてはいかがだろうか。このまま強引にいけばしこりを残すことになりかねない。町長が選挙で掲げた「声が届く信頼の町へ」のキャッチフレーズを守り通すことが大切ではないかと思う。  (広川小夜子)

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