マンション増加の軽井沢 二人の議員が問題を追求
軽井沢町の3月議会で2人の議員がマンションに関する質問を行った。T議員はデリシアの後隣に工事中の2軒のマンションが工事中で完成すれば3軒並ぶことになるので「マンション団地になると言われる。これでは緑豊かなリゾートとは言えない景観になる。町はどう考えるか」と質問。これに対して環境課長は驚きの発言をした。
マンションが3軒並ぶことになるので「マンション団地になると言われる。これでは緑豊かなリゾートとは言えない景観になる。町はどう考えるか」と質問。これに対して環境課長はモニターを出して「同じ面積なら、戸建ての住宅が並ぶよりマンションの方が緑地は減らないと説明した。
環境課は数字の説明だけで、マンション建設が緑地を減らさないと発言
比較は8000㎡に8区画の戸建ての別荘を建てるより、1棟20戸以内のマンションを建てる方が緑地を減らさないという説明であった。しかし、数字的な説明ばかりで、コンクリートの大きな建物で訪れる人たちが満足できる軽井沢らしい風景になるのかなど景観上の比較は全くなかった。コンクリート造りの大きな建物を建てることによるマイナスイメージを何も考慮しない町役場の姿勢が問われる発言は傍聴者を驚かせた。
近隣説明には関わらないと町役場が発言
O議員はマンションや店舗建築の際に行う、近隣との協議についての問題点を指摘。開業の説明書を郵送して一定期間の間に返事が来なければそれで了解したということになる現在のやり方では「届いてないのに了解したことになってトラブルが続出している。このやり方はどうなのか」と町へ疑問を投げた。
環境課長は困った様子で「性善説ではないけど、それが正しい報告だろうということで行っている」と答弁。軽井沢では、今後もマンション建設での問題があちこちで問題になることが予想される。「近隣説明で住民と業者の折り合いがつかない場合、町が間に入ることはできないのか」という質問には「近隣説明は当事者間のものであって、町が仲裁をするものではありません」と距離を置く姿勢を見せた。六本辻近くのマンション建設説明会はすでに3回行ってきたが、未だ解決していない。