庁舎建て替え問題はどうなった?その2

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21名から6名選んだ基準は?

M 公募の委員が決まりましたね。

S 11月30日に第1回目の「庁舎改築周辺整備事業推進委員会」が開かれました。私も傍聴してきましたが、メンバーは役場職員のほか、教育委員や観光協会、商工会、まちづくり委員、設計に関わって来た関係者、公募の委員など24名、思っていた以上に大人数でした。傍聴者は30人以上いたように思います。

M (森)私の周りでは応募したけど落選したという声を何人かから聞きました。一般の公募ではどういう人が選ばれたのですか?

S 応募者は21名で6名が選ばれました。様々な視点から審査したのだと思いますが詳しい説明はありませんでした。

H (広川)私も傍聴しましたが、知っている人が何人かいて、男女、年齢、古くからの住民、割と新しい移住者、別荘住民、エリアなども幅広く選んだという印象を受けました。もちろん、レポート提出ですから、その内容も吟味した上で選考したと思います。

M  どんなことが話し合われましたか。

S 第1回なので、委員会のメンバーの紹介。今までの経過説明や現段階では基本設計まできていることなどの説明。この委員会の位置づけ、そして今後の検討内容についての説明があり、そのあと、質疑応答となりました。

H 公募で選ばれた方は積極的に意見を述べていましたが、そうでない方からはあまり意見や質問は出ませんでしたね。こんなに多くの人数はいらないのではないかと思いました。

工事費はうなぎ上りなのに、1からやり直す?

S 今までと同じ業者でいいのかという質問に対してマスターアーキテクトの團紀彦さんが「別の場所に変わるとか大幅に条件が変わるわけではないので、プロポーザルをやり直すレベルの話ではない」と、答えていました。この問題は12月12日の第2回目のときに、設計者からのこの事業に対しての考え方や思いについて話してもらうことになりました。

M 第2回目は行かれませんでしたが、どうでしたか?

S 2回目ではこの委員会が住民参加の唯一の委員会であること、全てを見直すわけではなく「見直し方針から見直す」ということや「何を見直すかは決まっている」「どう見直すかは決まっていない」などを説明しました。そして前回の課題であった山下設計、三浦設計室の代表が今まで手掛けた作品の紹介や今回の事業に対しての配慮した点や独自の企画への想いを話しました。

M 議会が行ったタウンミーティングでも「ゼロベースにして考える」と勘違いしている人がいて「ゼロベースではなく凍結するということです」と議員に説明されていたけど、ゼロから見直すことを求めている人が多いということですか?

H いや、そういうわけではないでしょう。公募委員の中には「ここで設計者を変えることはない。変える方が問題だ」という人もいましたから。優秀として選ばれた作品ですし、今からまたプロポーザルをやっていたら時間も費用もかかって大変だと思います。

S 私もそう思いますね。團さんの言うように場所は同じで大幅な変更ではないし、むしろ、ダンベル型だった敷地が長方形になり無駄なく使えるようになったというメリットもあります。

H アドバイザーを入れてはどうかという提案もありましたが、それには疑問を感じました。長年軽井沢のマスターアーキテクトを務め、軽井沢の特性をよくご存じの一流の建築家の團紀彦さんがアドバイザーだということをご存知ないのかなと思いました。

M 一からではなく、何をどのようにしたらいいかを、今の時点で考えることが先決だと思います。工事費はどんどん値上がりしています。

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