旧軽井沢の原風景を住民が支える『景観住民育成協定』を県が認定。

ショー記念礼拝堂隣地にマンション建設計画が始まったことをきっかけに「このままでは歴史ある軽井沢の原風景がこわされてしまう」と不安を抱いた旧軽井沢の別荘住民が中心となり「旧軽井沢の歴史と景観を守る会」を設立し、町長や町役場に対策を求めてきた。その結果、昨年3月に、「長野県の『景観育成住民協定』を締結してはどうか、県が認定すれば町もバックアップする」と町からの提案があった。この協定を認定するためには住民自らが動いて、地権者の2/3の賛同者を集めることが必要だった。

コロナ禍でもあり別荘には来ていない人も多く、賛同者集めには非常に苦労を重ねたが、ようやく約170名の同意書をもらうことができた。その中で、まとまった4地区が3月8日長野県から認定を受けることができ、4月28日、佐久合同庁舎において、正式に認定書が手4地区の代表者に手渡された。

今後、建築確認申請の際、「このエリアは『景観育成住民協定』があるので、事前協議をするように」と役場の担当者が事業者へ説明してくれる。
軽井沢では初めての試みであり、県と町の担当者は「これが良いモデルケースになることを期待したい」と話した。

「旧軽井沢の歴史と景観を守る会」のメンバーは「この協定が多くの人に認知されれば、さらに住民の力で地域の自然環境や景観を守って行こう、そのために協定を作ろうという動きが広がっていくと思う」と力を込めて話した。

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