今年も上昇傾向、軽井沢の地価

9月20日に長野県が発表した今年の地価基準値では、上昇率の高い住宅地の1~3位は軽井沢が占めた。

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軽井沢移住人気は相変わらず

1位は軽井沢町長倉往環南原(南原別荘地)、1㎡あたり7万6千円で13.4%アップ。2位は軽井沢町軽井沢上御原(旧軽井沢別荘地)、1㎡あたり12万6千円で12.5%アップ。3位は軽井沢町追分児玉堤西(軽井沢追分教会東)、1㎡あたり1万6200円で7.3%アップ。

テレワーク普及による軽井沢移住人気は相変わらず続き、また別荘建築の需要も高まって、軽井沢の土地価格の上昇傾向は続いている。東高西低と言われた軽井沢の地価だが、追分地区や御代田町も地価上昇が続いている。

マンションは外国人投資家が狙っている

軽井沢自然保護対策要綱がある軽井沢では、高さは2階までと制限があり、マンションは戸数が抑えられている。円安のせいで全国的に外国人投資家が爆買いしているというマンション。特に軽井沢のような戸数制限のあるマンションは値上がりするため、飛ぶように売れ、今や物件が足りないという。

駅近くのリゾートマンションに週末暮らすAさんのところにはひっきりなしに「売ってほしい」という電話やハガキが舞い込む。「六本辻の別荘と交換してほしい」という電話まで来た時には思わず「なぜ、そんなに」と問いただすと、その業者は中国人が高値で買いたがっているということを打ち明けた。

「とんでもない。軽井沢だけではなく、日本中が外国人に買われてしまう。明治時代の軽井沢のように外国人には所有権を認めないようにできないものか」とAさんはため息をもらした。

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