軽井沢駅北口に複合施設の計画

数年前から、次々と計画されては頓挫していた「しなの鉄道の廃線跡地」の計画。いよいよ実行できる計画となるのだろうか。

目次

ホテル、温浴施設、店舗を計画

令和5年5月26日、新軽井沢区民会館で行われた説明会には新軽井沢の住民を中心にマスコミ関係も集まり、現段階での事業計画についての説明が行われた。

複合施設の場所はしなの鉄道が所有していた東側の線路跡地。三菱地所が土地を借りて建物を建設し、テナントに貸すという形で、ホテル、温浴施設、店舗(飲食・物販)を計画している。

平屋中心の6棟

会場には完成予想のパースが映し出された。細長い敷地なので、壁のようなビルにならないかと心配されていたが、計画では平屋の建物が中心で6棟がそれぞれ独立して配置されている。ホテルは2階建で駅からの連絡通路の部分だけが3階になるという。「街に近い所は平屋にして矢ヶ崎山の稜線が見えるようにします」と担当者。

工事は2年間、夜間も作業

2024年から工事は始まり約2年間続く。7月25日~8月31日の工事禁止期間、日・祝日は行わないが、土曜日は行うことになる。会場からは「夜間の工事は避けられないか」という質問が出たが、「新幹線に近い工事になるのでクレーンが倒れたりする危険性を考えて高いものは夜間に行うことになる」という回答だった。

会場からの質問や意見

Q ホテルのグレードやターゲットは?

A 軽井沢という場所を考えてラグジュアリーなホテルで高価格帯になる。

Q パースではわからない。色や材質によってイメージが変わるので具体的に知りたい。軽井沢にふさわしいものにしてほしい。

A 具体的に決まった段階でお知らせしたい。

Q 井戸水を使用するとあるが、軽井沢の井戸水は飲料水には向いていない。

A よく調査して検討する。

Q 碓氷峠を通るトロッコ列車の計画があったが、そのような計画は?

A 考えていない。それには軽井沢町と安中市との話し合いが必要となる。

今後、さらに説明会を予定

今回の説明会では完成予想図のパースなど具体的な説明もあったが、「軽井沢町の自然保護のための土地利用行為の手続等に関する条例」に基づく町役場との協議を経てから、改めて説明の場を設ける予定だという。

気に入ったらシェア
  • URLをコピーしました!
目次