第4期は「芸術祭」という名のイベント?

イベントは昨年11月に大賀ホールで行ったばかりだ
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7年目の今、本会議は何をやっているのだろうか。

今年度は若手の女性が会長となり刷新したように見える。第4期のテーマは「軽井沢ブランドの持続と進化」だという。

今期1回目の6月会議では、このテーマに沿って検討していたが、8月会議の議事録を見ると「芸術祭」という名のイベントを開く話にすり替わっている。よく読んでみると、具体的なテーマはないのに、町政100周年に合わせて予算を取って行うということを見込んで話している。

9月会議では、具体的な方向性や内容は決まらないのに予算だけは200万円だの500万円だのと数字が出てきている。「それ(イベント)は風土フォーラムにとって必要な内容なのか」という声もあがったが問題にされず、イベント開催に浮足立っているように見える。

2018年の本会議。この頃は公募委員が多かった。

議事録から見える独断の会議進行

「芸術好きのIさんと、イベント屋のSさんがメンバーだからね」と内情を知る元メンバーの一人がもらした。確かにこの議事録ではそれらしき人の発言が目立つ。第1回目の本会議から長期に亘って委員や会長を務めてきた人物が仕切っているように見える。知識経験者はどのように決めたのか明らかにされていないが、長年委員だったSさんの親しい人が目立つ。

同じ信州大学の社会基盤研究所のメンバー3人の発言が中心となって会議を進め、「このイベントには信大の学生たちにやらせることもできる」などと発言している。いったい、誰のため、何のために行うことなのか、方向がずれているように思える。若い会長も副会長もそれに押されているように見受けられる。今期の本会議のテーマが、中身が決まらない「芸術祭」という名のイベントでいいのか。多くの税金が使われることになりはしないか、住民がしっかり見ていることを委員たちは忘れないでもらいたい。

多くの住民が気にかけている環境や自然がテーマになることはなかった

多くの人に見てほしい議事録

「町長肝入り」と言われる7年間続けてきた風土フォーラムの過去の議事録、そして現在進行形の9月の議事録は一般住民ににどのように映るのだろうか?

軽井沢を代表する別荘文化についてのテーマは一度もあがらなかった

風土フォーラムの中心となる本会議とは一体何だったのか、「50年後、100年後を考えるための風土自治」の役割をこの6年間、しっかり担ってきたと言えるのかどうか。将来の指針となるためにはこのままでいいのか、町民に根差したものとするにはどうしたらいいのか、今ここで立ち止まって見つめることが必要だ。

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